78回実験動物コンファレンス開催案内

プログラム


日時:2009年4月25日(土)10:00〜17:00(懇親会17:30〜19:00)
場所:日本獣医生命科学大学 動物医療センター5F 502研修室
大会長:吉田正尚 (味の素)
副会長:未定

参加費:会員・学生・日獣大職員(無料)、非会員(2,000円)

シンポジウム開催にあたって 大会長 吉田正尚

実験動物に対する思いやりと感謝の心は動物倫理上、大事な心構えではあります
が、動物倫理を科学的に意識して考えたいと思います。
苦痛度分類と人道的エンドポイントの設定は動物の痛みを科学することであり、
会場の皆様が動物実験の際に洗錬(Refinement)は削減(Reduction)につなが
ることを意識して動物へ接する事も科学的動物倫理であると考えています。動物
実験の精度を高めることにより動物数を減らす努力を日常皆様が工夫しているこ
とや心掛けていること(どんなに些細な事でも結構です)をこの場で共有化して
意見交換したいと存じます。

(具体例)
飼育管理上の工夫、気をつけていること
1.動物には声をかけてから触れる
2.いきなり掴まない
3.飼育室で大きな物音を立てない
4.静電気の発生しにくい材質のポリケージを使用する
5.床敷材を使用したケージの交換時には、尿で汚れた床敷を少量新しいケージへ移す
6.飼育室内作業時間はなるべく短時間にする
7.飼育管理のサイクルと時間帯をなるべく一定にする
8.自動水洗式飼育架台の水量(水音)に注意を払う
9.飼育室入退室時に急激な室圧変化を避けるためドアの開閉に気配りする
10.動物の脱毛を見たら何らかのストレス負荷を疑う(自傷行為による外傷性を
含む)

実験処置上の工夫、気をつけていること
1.経口ゾンデを付け根まで押し込まず、胃の位置を考えて必要十分な深さまでし
か入れない
2.保定は必要十分な力しか加えず、なるべく短時間で拘束から開放する
3.ラットでもオペは無菌的に行う
4.オペには抗生物質を必ず使用する
5.動物へのオペ侵襲とオペ後の疼痛を軽減する為皮膚・筋層の切開方法と切開部
位を考える
6.麻酔下のオペ中は必ず保温する
7.オペ終了後から覚醒時までの間は保温する
8.麻酔の深度を十二分に確認してから処置を加える
9.オペ時間を短縮する工夫
10.苦痛度のカテゴリー分類は標準操作を基準にしているため、操作によっては
簡単に分類枠を越えてしまうことを自覚する

9:30 受付開始
10:00〜10:05 開会の辞                 吉田正尚(味の素(株)/大会長)

一般演題

10:05〜10:20 チンチラの糞便から分離されたBacteroides属の分子生物学的解析
◯土田さやか1、北原真樹2、川角 浩1、天尾弘実1、辨野義己2
(1.日獣大・動物科学科・実験動物学、2.理研・バイオリソースセンター)
10:20〜10:35 無菌マウスの盲腸組織における抗酸化酵素活性
◯土橋 悠、山田継生、川角 浩、天尾弘実
(日獣大・動物科学科・実験動物学)
10:35〜10:50 動物の死後変化:その形態所見の経時的推移について
◯金井孝夫、上芝秀博、大西直子(東京女子医大・実験動物中央施設)

話題の広場

10:50〜11:20 アミノ酸と嗜好性 -グルタミン酸の摂食後効果の検討-
植松 朗(味の素株式会社・ライフサイエンス研究所)
11:20〜11:50 OECD生態毒性試験での実験鳥類としてのウズラの有用性
高橋慎司(国立環境研究所)
11:50〜12:20 「精密機器の滅菌、どうしていますか?」
樋口弘一(株式会社メディエート営業本部)

休憩(昼食)12:20〜13:10

13:10〜13:40 総会
シンポジウム

Reductionを意識する −実験の再現性を支える動物倫理という考え方−

13:40〜13:50 はじめに                       吉田正尚(味の素(株))
13:50〜14:20 適正な動物実験の実施のために
−動物実験の苦痛度分類と人道的エンドポイントの設定−
久原孝俊(順天堂大・大学院医学研究科アトピー疾患研究センター)
14:20〜14:50 「看護的飼育管理」という思想 −真の実験動物福祉を目指して−
末田輝子(東北大・大学院医学系研究科付属動物実験施設)
14:50〜15:20 精度の高い動物飼育管理を支えるための微生物コントロール
高倉 彰(実験動物中央研究所ICLASモニタリングセンター)

休憩15:20〜15:30

15:30〜15:50 再現性の高い動物実験を目指して −MRIを用いた経時観察法−
釣木澤 朋和(味の素潟宴Cフサイエンス研究所)
15:50〜16:40 シンポジウム総合討論


16:40〜16:55 講評   高橋和明(日獣大名誉教授/実験動物コンファレンス会長)

16:55〜17:00 閉会の辞    佐々木昌志(大日本住友製薬株式会社/副大会長)

17:00〜18:30 懇親会(日獣大カフェテリア) 会費(3,000円)


お願い
 会の進行を妨げるような行為並びに録音や写真撮影などはご遠慮願います。


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